【7選】優良な外壁塗装業者を見分ける!失敗しない選び方

指差しマークとPOINTのイラスト

本当に信頼できる外壁塗装業者の見分け方、知っていますか?

私はこれまで外壁塗装500棟以上に携わり、優良業者から悪質な業者まで数多く見てきました。

その経験をもとに、読者の方が安心して工事を進められるようにこの記事を書いています。

この記事はこんな方におすすめです

  • 初めて外壁塗装を検討している
  • 見積もり金額に差があって不安を感じている
  • 訪問販売で契約を迫られて迷っている
  • 信頼できる業者を探したい

→ この記事でその不安を解消します。

外壁塗装業者選びで失敗が多い理由

外壁塗装で後悔する人が多いのは、適正価格の分かりにくさや営業手法に大きな理由があります。

ここでは代表的な失敗要因を整理します。

外壁塗装の業者選びって、失敗する人が多いって聞くわね…

訪問販売や悪質な営業が多い背景

インターホンを押す指先と薄暗い背景。訪問販売の不安を連想させるイメージ

外壁塗装は依頼者が専門知識を持っていない分野のため、訪問販売による強引な契約が問題になりやすいです。

無料点検」「今なら足場代が無料」といったセールストークで即決を迫る業者も多く見られます。

よくある手口
  • 無料点検の後に大げさな不具合を指摘
  • 契約を即決させるための値引きトーク
  • 他社比較をさせないための不安あおり
  • 断りづらくさせる心理的プレッシャーを与える

国民生活センターにも外壁塗装の訪問販売に関する相談は多く寄せられており、社会的にも問題視されています。知識を持たないまま契約するのは非常に危険です。

相場や基準が不透明な業界の特徴

外壁塗装の価格は「工事内容」「塗料のグレード」「施工方法」によって変動し、同じ30坪の家でも数十万円の差が出ることはよくあります。

さらに外注率が高く、中間マージンが発生するのも費用が不透明な要因です。

例:同じ家での見積もり差
  • 業者A: 90万円
  • 業者B: 120万円
  • 業者C: 75万円

塗料のグレードや工事内容で費用が変わるのは自然ですが、中間マージンや業者の都合による価格上乗せは依頼主にとって避けたいところです。

こうした不透明な費用構造を理解せず契約すると、結果的に高額な工事につながるリスクがあります。

優良業者を見分ける7つのチェックポイント

チェックリストを手に持ち、読者にポイントを説明している人物イラスト

外壁塗装の業者を選ぶとき、「どこを基準に判断すればいいのか分からない」という声をよく聞きます。

優良業者を見つける絶対的な方法はありませんが、誰でも簡単にできる最低限の確認は「必ずやっておいた方がいい」ポイント。

みんな、ここを見ないで決めちゃうんですよねぇ…

ここからは、信頼できる業者を見分けるための7つのチェックポイントを紹介します。

① 建設業許可の有無

建設業許可証のイラスト

建設業許可は信頼の目安になりますが、あくまで“経営基盤や体制”を示すもの。

職人の腕や現場対応まで保証するわけではありません。逆に、無許可でも優良業者は多く存在します。

許可の有無はひとつのチェックポイントとして考え、他の要素と組み合わせて判断するのが賢明です。

建設業許可は無いよりあった方がいいぐらいに考えて、少しでも確率を上げることが大事です。

  • 公式サイトや名刺に「許可番号」が載っているか確認
  • 国土交通省の「建設業者検索システム」で番号を照合
  • 契約前に番号を聞き取り、検索して裏付けると安心

② 施工実績・施工事例の公開

外壁塗装業者を選ぶときに大切なのは、どれだけの現場をこなしてきたかという点です。

正確な件数は外部から確認できませんが、いくつかのヒントから推測できます。

  • よく工事現場を目にするか(地域で頻繁に見かける業者は依頼が多い証拠)
  • 創業年数・会社の歴史(長年続いている会社は一定の信頼がある)
  • 施工車両や現場シートの有無(社名入りを見かける頻度も参考になる)

HPにある「年間○○件達成」「地域No.1」などの表現は、誇張や根拠の薄いケースが少なくないのが実情です。他社の正確な件数は誰にもわからないため、数字だけで判断するのは危険です。

どのくらい現場の数をこなしているかが分かれば十分

公開されている写真や宣伝文句よりも、実際の現場数を推し量ることを意識しましょう。

③ 見積書の内訳が明細化されているか

外壁塗装の見積書では、内訳がどこまで具体的に書かれているかが重要です。

細かい明記がなければ、正確な価格を把握できず「ここも含まれていると思ったのに」といった誤解につながります。

  • 外壁面積が”㎡表記”になっているか(坪単価は外壁塗装では意味をなさない
  • 鉄部・雨戸・塀などの施工箇所が含まれているか
  • 使用缶数がきちんと明記されているか
項目良い例(明細あり)悪い例
面積表記外壁120㎡坪単価や表記なし
施工箇所鉄部・雨戸・塀 含む付帯塗装一式
使用缶数シリコン塗料 4缶表記なし

・「一式」ばかりの見積もりは避けましょう。正確な金額が分かりません。
・施工範囲は必ず業者と打ち合わせし、誤解や勘違いを防ぐことが大切です。

内訳の確認は必ずして欲しい大事なチェックですよ

④ 塗料の製品名が明記されているか

見積書に具体的な製品名が書かれているかどうかは、業者の姿勢を見極める重要ポイントです。
「シリコン」「ウレタン」などのグレード表記だけでは曖昧で、品質や耐用年数に大きな差が出ることがあります。

👉 確認ポイント

  • 製品名(例:水性シリコンセラUV など具体名があるか)
  • 耐用年数・性能(カタログや仕様書で確認できるか)
塗料グレードごとの耐用年数
ウレタン系
5~7年
シリコン系
8~12年
フッ素系
12~15年
無機系
15~20年

同じシリコンでも値段も性能もピンキリ

車で例えるなら「排気量は同じでも、走りや燃費に差がある」のと似ています。
つまり、製品名が分からなければ比較のしようがなく、適正な判断が難しくなります。

「塗料名の記載なし」「シリコン一式」といった表記は要警戒です。
正確な製品名と耐用年数がわかることで、初めて他社との比較が可能になります。

⑤ 自社施工か協力会社に丸投げかを確認

施工自体を協力会社に任せるケースは外壁塗装ではごく一般的です。

契約するのは営業会社、実際に工事するのは施工会社という役割で成り立っています。

契約→営業会社
工事→施工会社(協力会社)


問題なのは、その体制を正直に説明せず誤魔化す会社があること。

「自社施工だから安心」とうたいながら、実際は協力会社に丸投げしている場合は要注意です。

👉 車に例えると…
  • メーカー:車を作る(施工会社)
  • ディーラー:契約・販売の窓口(営業会社)

車を買うときに「ディーラーが作ってないから不安」とは思わないですよね。
外壁塗装も同じで、協力会社が関わること自体は自然なことです。

例えば、大手ハウスメーカーの旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)も、自社では施工せず協力会社に工事を任せています。これは業界全体で一般的な仕組みです。

ただし重要なのは「協力会社を使っているか」とかではなく、体制を隠さずに説明しているかです。

契約前に「実際に工事するのはどなたですか?」と確認すると安心です。

⑥ 保証内容が具体的になっているか

天秤の左に¥マーク、右に時計マーク。時計マークが沈んでいるイラスト
項目良い例(詳細な保証)悪い例(あいまい)
外壁塗膜10年間 剥がれ保証10年保証
鉄部2年間 さび・剥がれ保証記載なし
シーリング5年間 劣化保証記載なし

外壁塗装の保証は、「どこまでが対象か」「どのくらいの期間か」を必ず確認する必要があります。

単に「10年保証」と書かれていても、実際には外壁塗膜だけが対象で、木部や鉄部など付帯部分は数年で保証外になることがほとんどです。

👉 確認ポイント
  • 対象部位が明確か(外壁・付帯部位の両方が書かれているか)
  • 保証条件が具体的に提示されているか(例:剥がれ・ひび割れ)
  • 「塗膜10年/鉄部2年」など部位ごとの違いが記載されているか

保証は長いほど安心材料になりますが、その分費用が高額になる場合は要検討です。
外壁だけ長持ちしても、付帯部分が先に傷めば再度足場を組む必要があり、結果的にコスト増になるケースもあります。

保証は“年数”だけじゃなく“範囲と費用バランス”を必ず見てくださいね

⑦ アフターサービス体制が整っているか

アフターサービスは工事が終わった後も安心して暮らせるかどうかを左右します。

しかし、契約してから初めて知るのでは遅いため、契約前に確認しておくことが大切 です。

  • HPやパンフレットにアフターサービス内容が明記されているか
  • 契約書に「点検の有無・頻度」が書かれているか
  • 担当者に質問したときの説明が具体的かどうか
  • トラブル時の連絡窓口が明示されているか

契約前に「アフターサービスはどこまで対応してくれますか?」と質問するだけでも、業者の対応姿勢が見えてきます。事前確認をしておくことが安心への第一歩 です。

契約前にアフターサービスを聞いておくと安心できますよ

→ 業者選びで失敗しないための完全ガイドを見る

7つのチェックポイントを活用するには

紹介した7つのチェックポイントは、1者だけで見るだけでは判断材料が限られます。

実際に活かすには、複数社の見積もりを比較しながら使うことが重要です。

見積もり比較の注意点

見積もりは最低でも3社以上に依頼しましょう。

ここまで紹介した7つのチェックポイントを総合的に確認しながら、特に見積もり比較の場面では価格・塗料名・保証条件の3つを軸にすると判断しやすくなります。

比較の流れ
STEP

3社以上に見積もりを依頼する

STEP

価格・塗料名・保証条件を横並びで比べる

STEP

極端に安い見積もりは理由を必ず確認する

STEP

不明点は契約前に質問して明確にする

安さだけで選ぶのは危険。品質や保証が犠牲になっている可能性があるため、必ず根拠を確認しましょう。

比較サイト活用のメリット

年配夫婦がノートパソコンを見ているイラスト

比較サイトを使えば、複数社の見積もりを効率よく集められる。

登録業者は一定の審査を通過しているため、信頼性も確保されています。

メリット
  • 業者探しの手間を省ける
  • 信頼性のある業者に限定される
  • 条件をそろえて比較できる

さらに、入力内容を統一できるため、👉「同じ条件下での見積もり比較」がしやすくなります。

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まとめ:契約前に必ずチェックすべき最終ポイント

チェックリストと鉛筆のイラスト。最終確認をイメージ

ここまで外壁塗装業者を選ぶためのポイントを解説してきました。

契約直前に、もう一度次の7つをおさらいしてみてください。

  1. 建設業許可の有無を確認する
  2. 実績や施工件数の目安を押さえる
  3. 見積書の内訳が明細化されているか
  4. 塗料の製品名・耐用年数を確認する
  5. 自社施工か協力会社か、体制が明確か
  6. 保証内容が具体的かどうか
  7. アフターサービスが整っているか

これらを一つひとつ確認することで、後悔のない業者選びにつながります。

外壁塗装は高額な工事ですが、事前に比較・確認をしておけば、不要な失敗は避けられるでしょう。

最後にもう一度、複数社の見積もりを比較しながら判断してください。

安さだけで選ぶのは危険です。品質や保証が犠牲になる可能性があるため、必ず根拠を確認しましょう。

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