そのひび割れ大丈夫?放置するリスクと見分け方

家の外壁のひび割れを虫眼鏡で確認しながら、放置リスクを解説するアイキャッチ画像

ひび割れって放置して平気?

外壁にひび割れを見つけると、
「これって大丈夫なのか…?」と不安になりますよね。

見た目が似ていても、
すぐ問題ないものと、注意が必要なものがあります。

この記事でわかること
  • ひび割れの種類
  • 危険度の見分け方
  • 放置するとどうなるか

まずは、ご自宅のひびがどの状態に当てはまるのか、
順番に確認していきましょう。

≫ ひび割れはどこまで危険?

外壁のひび割れは、見た目が似ていても状態によって危険度が大きく変わります。

・細いひびでも様子見でいい場合があります
横・深い・広がるひびは要注意

まずは3つをチェック

幅・向き・深さ」の3つを基準に、ご自宅のひび割れを確認してみましょう。

チェック

髪の毛ほどの細さなら、すぐに深刻とは限りません。
ただし、1mm前後以上のひびは注意が必要です。

チェック

向き

縦のひびは軽度で済むこともありますが、
横方向のひびは雨水が入りやすく、危険度が上がります。

チェック

深さ

表面だけの浅いひびなら様子見できる場合があります。
ただし、下地まで達している深いひびは放置厳禁です。

虫眼鏡を持ってびっくりする女性

「太い・横向き・深い」ひびは注意と覚えておくと判断しやすいです

ひび割れの種類と危険度

ひび割れは、見た目が似ていても種類によって危険度が大きく異なります。

まずはご自宅がどのタイプに当てはまるか、全体像をざっくり確認してみましょう。

種類特徴放置リスク対応目安
ヘアークラック髪の毛ほどの細さ。
浅く短い。
すぐには問題なし経過観察でOK
縦ひび上下に伸びるひび軽度なら
問題ないケースが多い
経過観察〜補修判断
横ひび横方向に走るひび。
水が溜まりやすい
内部への水の侵入
リスク大
早めの補修が安心
構造クラック幅が広い・深い・
下地まで達していることが多い
雨水侵入
下地腐食
点検・補修を検討
スーツを着て頷く若い女性

横のひび割れは、見た目以上に注意が必要です!

≫ 放置するとどうなる?

ひび割れは、すぐに大きなトラブルにつながるとは限りません。
ただし、放置すると少しずつ悪化していくことがあります

ひび割れは少しずつ広がることがある

最初は細く短いひびでも、時間とともに少しずつ広がることも。

外壁は、気温の変化や建物の動きによってわずかに伸び縮みしているため、
ひび割れが繰り返し開いたり閉じたりすることで、徐々に大きくなっていきます。

気づいたときには、長さが伸びていたり、本数が増えているケースも少なくありません。

深くなると補修だけで済まないこともある

ひび割れは広がるほど、表面だけでなく内部に近い部分まで進行していきます。

浅いうちは補修で対応できることもありますが、深くなると雨水が入りやすくなり、内部の劣化につながる可能性も。

その結果、外壁の補修だけでは済まず、下地の修繕や雨漏り対応が必要になることもあります。

スーツを着た笑顔の女性

深くなる前に見てもらえれば、負担は小さくなります

≫ なぜひび割れが起きるのか

年数の経過や建物の動き、地域特有の気候など、
いくつかの原因が重なって起こることが多いです。

ここでは、代表的な原因をわかりやすく整理しておきます。

経年劣化・乾燥収縮

外壁は、年数の経過とともに少しずつ傷んでいきます。

特にモルタル外壁では、乾燥による収縮で細いひびが入りやすく、
ヘアークラックの原因になることも。

最初は軽いひびでも、紫外線や雨風の影響を受け続けることで、
少しずつ目立ってくることもあります。

建物の動き・地震の影響

家は見た目では分かりにくくても、日々わずかに動いています。

地震や車の振動、温度変化による伸び縮みが重なると、外壁に負担がかかり、ひび割れにつながることも。

特に横方向のひびや、同じ場所に繰り返し出るひびは、建物の動きが関係している場合もあります。

寒冷地で起こる凍害・爆裂

凍害によって外壁の表面が欠け、はがれが出ている爆裂の写真
凍害によって外壁の表面が欠けた状態

寒い地域では、ひび割れから入った水が凍ることで、外壁が傷むことがあります。

水は凍ると膨らむため、
内部から押し広げられるようにひびが大きくなり、表面が欠けたり、はがれ落ちたりすることもあります。

これが凍害爆裂と呼ばれる症状。
北面・日陰・雪や霜が残りやすい場所は、特に注意して見ておきたいポイントです。

→ 凍害についてはこちらから

≫ 補修方法と判断の目安

様子見でいいひびと、早めに見てもらった方がいいひびは分けて考える必要があります。

様子見でもいいケース

髪の毛ほどの細いヘアークラックで、
広がっている様子がなく、雨漏りや室内のシミも見られない場合は、すぐに大きな補修が必要になるケースは多くありません。

できれば長さや本数に変化がないかを見ておくと安心です。

早めに見てもらった方がいいケース

横方向のひびや、幅が広いひび、深く入っているひびは注意が必要です。

大きいひびは気づきやすい一方で、見落としがちなのが横のひび。
横のひびは縦のひびよりも水が入りやすく、注意が必要です。

症状によっては、外壁の補修だけで済まず、下地の修繕や雨漏り対応が必要になることもあります。

スーツを着た笑顔の女性

迷ったときは、「横・深い・広がる」かを目安に!

すでに雨漏りや室内のシミがある場合はこちら
→ 雨漏り修理費用の目安と安心サポート

※現場で外壁塗装に携わる中でも、ひび割れの相談は非常に多い症状のひとつです。

≫ まとめ

ひび割れは、見た目だけでは危険度を判断しにくい症状。
横方向のひびは同じ大きさでも縦のひびより注意が必要です。

注意して見ておきたいポイント

  • 横方向のひび
    • 入り込む水の量が多い
  • 深く入ったひび
    • 塗膜ではなく建物自体の劣化
  • 広がっているひび
    • 次第に大きくなる

細いヘアークラックのように様子見できるケースもありますが、放置によって少しずつ進行し、補修だけでは済まなくなることもあります。

早めに対応しておくことで、補修の負担を抑えやすくなります。

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