外壁塗装の塗料はこれで決まり!職人が本音で語るおすすめ塗料

職人が本音でおすすめする塗料を紹介する記事のアイキャッチ画像。

外壁塗装って、“家を守る工事”ってわかってますよね?

でも、実際に現場を見ていると、
その大切さが軽く扱われていると感じることが多いんです。

私は500棟以上の現場に関わってきましたが、
知っていれば防げたのに」と思う家を何度も見てきました。

この記事では、現場の内側を知る立場から本当に選ぶべき塗料についてお話しします。


※この記事と同じように、
現場で感じたことをテーマ別にまとめた案内ページも用意しています。
→ 職人の実体験をテーマ別にまとめた案内ページ

外壁塗装は“家を守る工事”

外壁塗装の工事中で、外壁をローラーで塗装している写真。

この記事では、現場の内側を知る私が、「本当に選ぶべき塗料」をお話しします。

結論から言います!

屋根は「2液性 × 遮熱機能付き × フッ素塗料」一択
外壁は「実績のあるメーカーのシリコン系塗料」が無難。

塗料は種類が多く、カタログだけでは違いがわかりません。

経年劣化――。
その“経過”を見てきた経験があると、選ぶ塗料も自然と変わってきます。

屋根

屋根は、外壁よりもはるかに過酷な環境にさらされます。

紫外線、雨風、熱――そのすべてを真っ先に受け止める場所。

だからこそ、屋根の塗料選びは重要なんです。

選んじゃいけない塗料

水性塗料は論外です。

水性塗料を使った屋根では、剥がれや膨れのトラブルが本当に多い。

私も何度も“塗り直し”をしましたが、そのほとんどが水性塗料でした。

無料でも、私なら水性は使いません。

見た目やコストがどうとか、屋根を守る塗料として信頼できないから選ばない。

おすすめの塗料

2液性の遮熱機能付きのフッ素塗料!

塗布面積も外壁の半分以下なので、いい塗料を使っても費用差はほとんど出ません。

この塗料を選ぶ理由

  • 2液性塗料
    • 主剤と硬化剤を混ぜて使うタイプ。
      密着性が高く、塗膜がしっかり硬化して剥がれにくい。
  • 遮熱塗料
    • 「値段が大して変わらないから、あった方がいい」――これが本音。
      屋根表面の温度を抑え、室内の暑さも軽減できる。
  • フッ素塗料
    • 外壁で使うシリコン系塗料と耐久年数が近い。
      屋根と外壁のメンテナンス時期を揃えられるため、足場代などを一度で済ませられる。

屋根と外壁の耐久年数は、合わせるのが理想。
片方だけ先に傷むと、また足場をかけ直すことになります。

現場で実際に使っている塗料

日本ペイント「サーモアイDF(遮熱フッ素系/2液)

住宅だけでなく工場・公共施設にも使われる定番シリーズ。

日射反射率が高く、屋根の温度上昇を抑える性能に優れています。

環境への配慮もあり、バランスの取れた信頼性の高い屋根用塗料です。

日本特殊塗料「パラサーモフッ素(遮熱フッ素系/2液)

最高クラスの耐候性と遮熱性能をを両立。

室内温度の上昇を抑え、省エネ効果にも優れています。

このシリーズは発売から20年以上使われ続けている信頼のロングセラー。


屋根塗料について、もう少し詳しく知りたい方はこちら
→ 屋根塗料の種類と選び方

外壁塗料

外壁は、家の印象を決める“顔”のような存在ですが、本当の役割は「建物を守ること」。

選んじゃいけない塗料

実績の少ないメーカーの塗料はおすすめしません。

新しい塗料も増えていますが、試験環境と実際の現場は違います。
職人が信頼するのは、時間が経っても安定していた“実績のある塗料”です。

どう劣化して、どんな状態で次の塗り替えを迎えたか――
それを知っている塗料こそ、安心してすすめられます。

それに、値段も大して変わらないのに、実績の少ないメーカーを“わざわざ”選ぶ理由はありません。

どうせ塗るなら、信頼できるメーカーの塗料で長くもたせるほうが確実です。

使って、経過を見た。そこに本当の評価が出ます。

おすすめの塗料

「シリコン系塗料」「ラジカル制御型塗料」

この2つで、大手メーカーの塗料がおすすめ!

この塗料を選ぶ理由

  • シリコン系塗料
    • 耐久・価格・仕上がりのバランスが良い◎
    • 10年以上の実績がある“定番中の定番”
    • 施工ノウハウが豊富で安心
  • ラジカル制御型塗料
    • 最近普及した、比較的新しいタイプの塗料
    • シリコン系のアップグレード的位置
    • 紫外線などによる劣化(チョーキング)を抑える仕組み
    • シリコンより高価だが、コスパ最強
    • 今後の主力最有力候補

ラジカル系はシリコン系よりも耐久性が期待大◎
ただ、まだ出てからの年数が浅い分、
「長期間経過した実例」はシリコンほど多くないのが正直なところ。

シリコンは実績の厚さ、ラジカルは将来性。

どちらも、外壁として“安心してすすめられる塗料”です。

屋根のフッ素塗料と耐久年数をそろえられるのが大きなメリット

外壁と屋根を同じタイミングでメンテナンスできれば、
足場代などの無駄な費用を一度で済ませられます。

屋根と外壁の塗り替えは、同時がいちばん効率的ですよ!

現場で実際に使っている塗料

日本ペイント「パーフェクトトップ(ラジカル制御型)

日本ペイントを代表する人気シリーズ。

チョーキング(白い粉吹き)を抑えるラジカル制御技術で、シリコンより一段上の耐久性を実現。

仕上がりのツヤが長持ちし、戸建てから集合住宅まで幅広く使われています。

エスケー化研「エスケープレミアムシリコン(シリコン系)

安定した品質と施工性の高さで職人からの信頼が厚いシリーズ。

紫外線や雨に強く、コストと耐久性のバランスが非常に良い。

外壁塗料の中でも“失敗しにくい定番”といえる一本です。


塗料について、もう少し詳しく知りたい方はこちら
→ 【保存版】外壁塗装の塗料の違いと選び方

いろんな塗料を試してきましたが、
最終的に残ったのはこの組み合わせでした。

日本ペイント関西ペイントエスケー化研

私が“大手メーカー”と呼ぶのはこの3社

オリジナル塗料について

オリジナル塗料」って聞いたことありますか?

最近はどこの会社も「うち独自の塗料です」と言うようになりました。
でも実際は、大手メーカーの塗料にラベルを貼り替えただけのOEM(中身は同じ)も多いんです。

多くは、大手メーカーの塗料にラベルを貼り替えただけのOEMです。

オリジナル塗料を作る理由

  • 自社ブランドを確立したい
  • 価格を自由に設定できる
  • 営業トークとして使いやすい

結局のところ、“お客さんのため”ではなく“売るため”の理由なんです。

性能がいいかもしれませんが、悪かもしれない…。
不具合が起きたとき、きちんとした保証や原因調査ができるのは“大手メーカーの塗料”です。

はっきり言ってやめた方がいいです!

高いだけで、大手塗料メーカーでよくない?って思います。

まとめ

世の中には、ここで紹介したものより安くて良い塗料があるかもしれません。

それでも“大手メーカーが長年積み重ねてきたデータ”には、安心と信頼があります。

この記事は、
私が現場で実際に使ってきた中から本当におすすめできる塗料を紹介しました。

少しでも、塗料選びの参考になればうれしいです。

外壁塗装の基本をまとめて知りたい方はこちら

外壁塗装の基礎知識【完全ガイド】|塗料・工程・資格をまとめて解説