山梨県内には、外壁塗装が補助対象になる市町村の制度があります。
例えば、南アルプス市と富士河口湖町では、住宅リフォームの補助対象に外壁塗装が含まれています。
ただし、住んでいる地域や依頼する業者、申請のタイミングによって利用できるかが変わります。
この記事では、公式情報で確認できた制度と、申請前に押さえたい条件をまとめました。
まずはお住まいの地域の制度を確認し、使えない場合は費用を抑える方法もあわせて考えていきましょう。
※制度情報の確認日:2026年9月6日。掲載しているのは県内の制度の一部です。受付状況や予算残額は変わるため、申請前に各自治体へ確認してください。
≫ 確認できた補助金
外壁塗装の補助金は、市町村によって対象工事や利用条件が異なります。
ここでは、公式情報で確認できた制度の一部を紹介します。
お住まいの地域が載っていない場合はこちらへ。
→ 一覧にない市町村の確認方法へ
| 市町村 | 外壁塗装との関係 | 補助額の目安 |
|---|---|---|
| 南アルプス市 | 外壁の塗装工事が対象と明記 | 一律10万円 |
| 富士河口湖町 | 屋根・外壁塗装が対象と明記 | 一般リフォームは工事費の10%、上限10万円 |
| 山梨市 | 要綱に外壁工事を含む。塗装内容は申請前に確認 | 補助対象経費の10%、上限15万円 |
※利用には工事費や施工業者などの条件があります。詳しくは、以下の各制度の説明をご確認ください。
南アルプス市|外壁塗装も対象
「住宅リフォーム等総合支援事業」では、外壁の張り替え・塗装のほか、屋根の塗装や防水工事も対象に含まれています。
主な条件は、補助対象工事費が税抜50万円以上で、市の定める条件を満たす市内業者に依頼すること。
市内に住所があるだけでなく、商工会への加入や市への登録などの要件があります。
2026年度は5月7日から受付を開始し、予算上限に達すると終了です。
工事と実績報告は、2027年の2月末までに終える必要があります。
詳しい条件と受付の案内は、南アルプス市の公式ページで確認ください。
対象工事は、同ページにある年度別パンフレットに掲載されています。
富士河口湖町|町内業者への依頼が条件
「住宅リフォーム工事補助金」は、屋根・外壁塗装も対象となる制度です。
一般リフォームでは、工事費の10%、上限10万円の補助が受けられます。
対象は町民の持ち家で、町内業者への依頼と、総工事費30万円以上が主な条件です。
住宅用火災報知器の設置も必要で、未設置の場合は設置費用を工事費に含められます。
この補助金を利用できるのは、1人につき1回、1住宅につき1回まで。
過去に交付を受けた方や、交付を受けた住宅での工事は対象外です。
確認時点の公式案内によると、2026年9月2日から受付が再開されています。
ただし、予算がなくなり次第、受付終了となります。
利用を考えている方は、富士河口湖町の公式案内をご確認のうえ、申請前に都市整備課へ相談してください。
交付決定前に工事を始めると、補助の対象外になる点にも注意が必要です。
山梨市|住宅リフォーム費の一部を補助
山梨市の「住宅リフォーム補助事業」は、補助対象経費の10%、上限15万円を補助する制度です。
上限額は2026年度から増額されています。
市が定めた補助金のルールでは、屋根や外壁などの工事も補助対象に含まれています。
ただし、予定している外壁塗装が対象になるかは、見積書をもとに申請前に市へ確認してください。
主な条件は、築5年以上の住宅、税込10万円以上の対象工事、市内に本社がある会社などへの依頼です。
所有・居住や税の滞納に関する条件もあります。
実施期間は2027年3月31日までですが、予算上限に達すると受付が終了します。
必要書類や詳しい条件は、山梨市の住宅リフォーム補助事業で確認できます。
≫ 一覧にない市町村はどう探す?
今回紹介していない地域でも、住宅の状況や世帯条件に合う支援が見つかる可能性があります。一覧に載っていないことと、制度がないことは別です。
お住まいの地域を探す際は、山梨県公式のリフォーム支援案内にある「県内市町村における支援制度の案内ページ」を利用できます。
制度が見つかったら、自治体の公式ページで現在の募集内容を確認しましょう。
空き家を購入・改修する場合
空き家を購入・改修する場合は、一般の住宅リフォームとは別の支援制度を利用できることがあります。
ただし、現在住んでいる家の塗り替えに、そのまま使えるとは限りません。
物件の登録や購入などの条件を先に確認してください。
例えば、大月市には「空き家バンク成約物件リフォーム助成金」があります。空き家バンクで売買が成立した物件の購入者向けで、工事費の2分の1、上限10万円。申請期間は売買契約日から3か月以内です。外壁塗装が対象になるかと現在の受付状況は、市へ確認してください。大月市の補助金の詳しい条件
県内のほかの地域については、山梨県の空き家対策情報に、市町村の関連補助制度や空き家バンクの案内があります。
≫ 申請前に確認する3つのこと
制度が見つかったら、補助額に加えて次の3点を確認しましょう。
1.自宅と工事内容が対象か
外壁塗装が対象の制度でも、住宅の所有者や居住状況、築年数、過去の利用歴によって対象外になる場合があります。
また、窓の断熱改修や耐震改修を支援する制度を見つけても、外壁塗装の費用まで補助されるとは限りません。予定している塗装工事が対象かを確認することが大切です。
屋根塗装や補修も一緒に依頼する場合は、それぞれの工事内容と金額が分かる見積書を用意し、自治体の担当窓口で対象範囲を確認してください。
2.依頼する業者が条件を満たすか
今回紹介した南アルプス市・富士河口湖町・山梨市の住宅リフォーム制度には、地元の施工業者を利用する条件があります。
ただし、どの業者が対象になるかは、自治体ごとに条件が異なります。
見積もりを依頼する段階で、業者に利用したい制度名を伝え、対象業者の条件を満たしているか確認してください。
見積もり比較のために業者紹介サービスを利用する場合も、紹介された業者が補助金の対象業者の条件を満たすか、確認が必要です。
3.いつ申請し、いつ着工できるか
上記3市町の住宅リフォーム制度では、補助金の交付決定前に着工した工事は対象外です。申請書を提出しただけで工事を始めないようにしましょう。
進める順番は、次を目安にしてください。
自治体に対象条件と受付状況を確認
条件に合う業者から見積書を取り申請
交付決定を受けてから工事を始める。
工事後、期限までに実績報告などの手続きを行う。
契約時期の制限や必要書類も、最初の相談で確認しておくと安心です。完成後の手続きまで含めて、業者と日程を合わせましょう。
一方で、外壁や屋根などの工事が必要になる時期が近いなら、一緒に行うことを検討してほしいです。
特に気になるのは、足場代。高い場所の作業では、小さな補修でも足場が必要になることがあり、別々に工事をすると、その都度費用がかかります。
補助額だけでなく、足場代が二重にかからないかも含めて、工事の時期と範囲を考える。
屋根も一緒に塗装するか迷う方は、外壁と屋根を同時に塗る判断ポイントをご覧ください。
≫ まとめ
山梨県で外壁塗装の補助金を探すなら、お住まいの市町村の制度から確認しましょう。
一覧に載っていない地域でも、住宅の状況や世帯条件に合う支援が見つかる可能性があります。
利用を考えている方は、自宅と工事内容が対象か、依頼する業者が条件を満たすか、いつ申請・着工できるかを確認してください。
そのうえで、見積もりでは補助金を差し引いた自己負担額と、工事内容の両方を比べることが大切です。
補助金を使うために必要のない工事を増やさず、足場代などが二重にかからないかも含めて、工事の範囲と時期を考えましょう。
補助金が使えない場合も、依頼方法や工事の組み合わせによって、費用を抑えられる可能性があります。















補助金が使えるからといって、まだ必要のない工事まで増やすことはおすすめしません。