愛知県内には、条件を満たすと外壁塗装に使える補助金制度があります。
今回紹介する豊川市の制度は、市の耐震改修補助事業と一緒に工事を行う場合が対象です。
津島市の制度は、対象区域の中古住宅を取得・賃借して改修する方が対象です。
この記事では、公式情報で確認できた制度の一部と申請前の注意点、掲載していない市町村の制度の探し方を紹介します。
※2026年9月14日に確認した公式情報をもとにしています。受付期間内でも募集が終了する場合があります。最新の受付状況は各自治体へご確認ください。
≫ 確認できた補助金
ここでは、外壁塗装との関係を公式情報で確認できた、豊川市と津島市の制度を紹介します。
| 市町村 | 外壁塗装との関係 | 補助額の目安 |
|---|---|---|
| 豊川市 | 耐震改修と併せて行う外壁塗装(塗装のみは対象外) | リフォーム工事費の20%、上限20万円 |
| 津島市 | 対象区域の中古住宅を取得・賃借して行う塗装 | 対象経費の45%。取得は上限100万円、賃借は上限120万円。条件による加算あり |
※金額だけで利用できるかは判断できません。住宅や申請者、工事の条件は、以下をご確認ください。
豊川市
外壁塗装だけでは利用できず、耐震改修と一緒に行う場合が対象です。
「住宅リフォーム工事費補助金」は、市の耐震改修補助事業と一緒にリフォームする住宅が対象です。
市の公式FAQでも、耐震改修と併せて行う外壁塗装について案内されています。
外壁塗装だけを行う場合には、この補助金は使えません。 豊川市の公式FAQ
補助額は、リフォーム工事費の20%、上限20万円です。まずは自宅が耐震改修補助事業の対象になるか、建築課に相談してください。
2026年度の受付期間は、5月7日から12月25日まで。募集件数は8件の予定です。
申請前に工事へ着手すると補助を受けられません。 耐震改修と塗装の進め方、必要な手続きを確認してから工事を依頼しましょう。
詳しい条件と受付状況は、豊川市の公式案内をご確認ください。
津島市
対象区域の中古住宅を取得した方や、改修できる契約で借りた方が利用できる制度です。
以前から住んでいる持ち家を塗り替えるだけでは利用できません。
「津島市定住促進補助金」には、対象区域で中古住宅を取得した方や、DIY型賃貸借(借主が改修できる賃貸契約)で借りた方が行うリフォームへの補助があります。
屋根や外壁の塗装も対象に含まれます。
基本の補助額は対象経費の45%で、住宅を取得した場合は上限100万円、賃借した場合は上限120万円です。
市内建設業者の利用や、対象となる空き家の改修には加算があります。
主な条件
- 市が指定する対象区域内の中古戸建て住宅であること
- 取得・賃借時に、申請者または配偶者が50歳未満であること
- 改修する住宅に3年以上定住すること
- 対象経費が30万円以上であること
- 住宅の床面積や建築時期などの条件を満たすこと
区域や住宅の条件は、津島市の公式案内で確認できます。
2026年度の申請締切は10月31日です。工事は取得・賃借から1年以内、かつ2027年1月末までに完了する必要があります。
工事の契約・着工は、交付決定を受けてからです。
完了実績報告は、工事完了後30日以内または2027年1月末の、いずれか早い日までに提出します。
工事だけでなく、書類提出まで含めた日程を確認してください。津島市の交付要綱
≫ 一覧にない市町村はどう探す?
一覧に載っていないことと、制度がないことは別です。 今回紹介していない地域でも、自宅や世帯の条件に合う支援が見つかる可能性があります。
愛知県公式のリフォーム案内では、市町村ごとの制度を探せる「地方公共団体における住宅リフォームに関する支援制度検索サイト」が紹介されています。制度が見つかったら、自治体の公式ページで現在の募集内容を確認しましょう。
- 市町村の公式サイトで探す
「住宅リフォーム」「住宅改修」「補助金」などの言葉で検索します。「外壁塗装」という制度名でなくても、対象工事に塗装が含まれている場合があります。 - 募集状況と対象工事を確認する
募集年度と受付状況を確認します。「屋根・外壁工事」と書かれていても、予定している塗装が対象か分からない場合は、担当窓口に確認してください。 - 分からない場合は窓口に相談する
「今住んでいる持ち家の外壁を塗り替えたいのですが、利用できる補助制度はありますか」と伝えましょう。見積書があれば、工事内容を説明する際に役立ちます。
補助金が使えない場合でも、費用を抑える方法はほかにもあります。
工事を急がない方は、依頼する時期を調整するのも選択肢の一つです。
→ 外壁塗装の閑散期と、費用を抑える依頼のコツ
≫ 申請前に確認する3つのこと
利用できそうな制度が見つかったら、見積もりを依頼する段階で、補助金を使いたいことを業者に伝えてください。契約前に確認したいのは、次の3点です。
1.自宅と工事内容が対象か
まずは、住宅の所在地や取得時期、世帯の条件と、予定している工事が対象になるかを確認します。
今回紹介した制度にも、耐震改修との同時施工や、中古住宅の取得・賃借といった条件があります。「外壁塗装が対象」という説明だけで判断せず、自宅の工事に使えるかを確認しましょう。
ほかの工事も必要になる場合は、その費用を含めて、補助金を差し引いた自己負担額を確認してください。
2.依頼する業者が制度の条件を満たすか
施工業者の条件も、制度によって異なります。市内業者への依頼が必要なのか、加算を受けるための条件なのかを区別して確認しましょう。
ただし、補助の条件を満たすことだけで、依頼先を決めないでください。 塗装する範囲や塗料、補修内容などをそろえて、見積もりを比較することも大切です。
3.いつ申請・契約・着工できるか
申請書を提出すれば、すぐに工事を始めてよいとは限りません。契約や着工を進める前に、自治体へ手続きの順番を確認してください。
契約前に日程を確認
- 申請の受付期限
- 契約・着工してよいタイミング
- 工事の完了期限
- 工事後の実績報告の提出期限
工事が延びる理由は、天候だけではありません。
足場を掛けてから見つかる劣化や、作業を始めてから想定より補修に時間がかかることもあります。
補助金を使う場合は、工事が延びても、完了後の書類を期限までに提出できる日程かを、契約前に業者と確認してください。
≫ まとめ
愛知県で外壁塗装の補助金を探すなら、お住まいの市町村の制度から確認しましょう。
今回確認できた範囲では、豊川市と津島市に外壁塗装が関係する制度がありましたが、どちらも利用には条件があります。
一覧に載っていない地域でも、自宅や世帯の条件に合う支援が見つかる可能性があります。
補助金を使う前に、この3点を確認
- 自宅と工事内容が対象になるか
- 依頼する業者が制度の条件を満たすか
- 申請・契約・着工の順番と、提出期限に間に合うか
見積もりでは、補助金を差し引いた自己負担額と工事内容の両方を比べましょう。補助金を使うために、必要のない工事まで増やす必要はありません。
補助金が使えない場合でも、依頼方法や工事の組み合わせによって費用を抑えられる可能性があります。















工程表の完了日は、あくまで予定です。